【知っておきたい】インプラントの基礎知識

やたらと、インプラントを勧める歯医者とそうでない歯医者。結構、極端ではないですか。

あくまで、この記事は参考程度にして、歯科医とよく話し合って、インプラントは決めてくださいね。

以下の記事は歯科衛生士が書いています。

1.インプラント治療

<インプラントの値段はどれくらい>

インプラントは、保険適応外の自由診療になるので歯科医院よってインプラント治療の料金が異なります。

歯科医師の技術や、使用しているインプラント、歯科医院の環境にもよって値段も変わりますし、地域によっても値段の差があります。都市部では値段が少し高くなります。

インプラントは、大体1本35万円から45万円です。

診断(レントゲンやCT、精密検査など)で1万5千円~5万円

細かく分けると、フィクスチャー(ネジ)を埋め込める手術に25万円前後

人口の歯を装着する費用で5万円~10万円

インプラント手術が終わってから、メインテナンスに一回3千円~1万円かかります。

インプラントは、手術が必要なので、歯科医院のオペ室や特別室を使用したり環境を整えてからオペを行うのでコストが高くなります。雑菌が入らないように滅菌や衛生面でも細心の注意が必要です。また、オペには様々な器具・機材が使用されるため料金が高くなります。

 

<インプラントのメリット>

・ブリッジのように、隣の健康な歯を削らなくて済みます。歯は、削ると寿命が短くなるので残存歯の負担が無く治療ができる。

・顎の骨にネジを打ち込み固定するので、しっかりと噛むことができる。(天然歯の約80%の力で噛める。)固いものが噛めて食事が楽しくなります。よく噛めて、全身の健康にも良いです。

・入れ歯と違い「痛い、外れる、異物感がある」と言った不快感が無いです。

・見た目が良く、天然歯と見分けがつかないほど自然です。

 

<インプラントのデメリット>

・手術が必要です。外科的オペが必要なので、手術時の神経や血管の損傷や、上顎洞粘膜の炎症損傷(上の歯のインプラントオペの場合)のリスクもあります。

しかし、現在はCTが発達しているため損傷は十分に予防できます。

・骨の量がインプラントを打ち込むのに、十分でない場合はインプラントができないことがあります。

その場合は、骨を作る手術を行う場合があります。

・インプラントは、診断から、オペ、インプラントを打ち込み土台の上に歯が入るまで、治療期間が長くかかります。手術が終わってから、打ち込んだインプラントと骨がくっつくまで時間がかかるからです。約3カ月~1年かかります。

・メインテナンスをし続ける必要があります。定期検診が、必ず必要になり定期検診やブラッシングがしっかりできない方には、向きません。

・保険が効かない自由診療なため、値段が高額です。

 

①インプラント手順

1)インプラント相談と問診

2)検査をして治療計画を立てる

・レントゲンやCTを撮ります。

3)1次手術

・麻酔をして歯茎を切開し、インプラントを埋め込みます。

・手術後は、次の日に消毒をして約7日後に抜歯をします。

4)定着期間

・3~6カ月時間をおきます。

・定着期間も何度か来院して、手術部位を確認します。

5)2次手術

・アバットメントと言う、インプラントと人工歯の結合部分を装着します。

・麻酔をして、埋め込んだインプラントの頭を出します。(歯茎に埋もれるため)

6)人工歯を装着

・2次手術が終わってから、1~6週間おきます。

・歯茎が治ってから人工歯の型取りをし、出来上がり次第装着します。

7)メインテナンス

・インプラントの状態をチェックします。

・しっかりと磨けているか、ブラッシングも診ていきます。

 

 

②治療の期間

一時手術をして、埋め込んだインプラントと骨が結合するまで3~6カ月かかります。

その後2次手術も行うので、トータルで4~12カ月かかります。

これは目安であり、顎の状態やインプラントの本数によっても異なります。

顎の骨が少ない場合、骨を作る処置を行う場合があります。

その場合は、6カ月ほど期間がプラスされます。

虫歯の治療などに比べて、長いなと感じる方がいると思いますが、インプラントは骨と埋め込んだインプラントがしっかり結合するのが重要になり、期間がかかるのです。

 

 

③治療の回数

インプラントの、トータルでの治療回数は10回~20回です。

個人の口腔内の状態や、インプラントを打ち込む場所、本数、手術後の治りによっても差は出て来ます。

では、項目ごとに回数を見みていきます。

インプラント相談 ・・・・1回

検査       ・・・・2回~3回

全ての検査資料が揃うまで、回数がかかります。

一時手術     ・・・・3~4回

手術後は、消毒と抜歯があります。

定着期間     ・・・・3~5回

何度か埋め込んだインプラントをチェックし、骨と結合してきているか診ていきます。

2次手術     ・・・・2回

人工歯を装着   ・・・・4回~6回

人工歯を装着する前に、仮歯を少しの間装着してもらい、噛み合わせなどを診ていきます。

仮歯で問題なく過ごせたら、人工歯を作っていきます。

メインテナンス  ・・・・1年に2・3回は通院

インプラントはメインテナンスが非常に重要です。

患者さんとは、手術前にメインテナンスに必ず来ることを約束してもらいます。

 

 

④手術方法当日、時間

1)健康状態のチェック

血圧、前日の様子などを患者さんから確認します。

2)口腔内清掃

口腔内が汚れていては、細菌に感染するリスクが高まります。

歯科衛生士によって、キレイに清掃されます。

3)インプラント埋入手術開始

麻酔をしてから歯茎を切開し、顎の骨に専用のドリルで穴を開けます。

そこにインプラントを、ネジのように回しながら埋め込みます。

インプラントには、仮の蓋をします。

4)縫合

歯茎を戻して縫合します。

5)リカバリー

手術後は患者さんに少しの間、病室内で休んでもらいます。

体調を確認してから、帰宅してもらいます。

 

1)~5)までの手術時間は、トータルで約1~2時間です。

本数が多い場合は、それ以上かかります。

歯科医師の技術などでも、多少差は出るでしょう。

 

 

⑤インプラント安全性

・インプラント手術は、麻酔をして行うので手術中に痛みは感じません。

恐怖心の強い方は、静脈内鎮静法(眠ったまま施術ができる)や、笑気麻酔鎮静法(緊張感

がほぐれ、にこやかで楽しい気分になる)と言った処置もできます。

・インプラント体はチタンで作られています。これは整形外科で手術の際に使用する、ボ

ルトやナットと同じ素材です。

チタンは、アレルギーが出る可能性が極めて低い素材で、体にも調和しやすいのです。

しかし、まれにチタンでアレルギーが出る方もいます。心配であれば、事前に皮膚科で検査

すると良いでしょう。

・インプラント手術はそれほど難しくはありませんが、外科的手術である以上リスクは絶対

無いとは限りません。

手術中による神経の損傷(唇の麻痺がおこる)や、大きな血管を切ってしまった場合の大量出血が、リスクとしてあげられます。

 

 

⑥インプラント無料相談

インプラントをするか悩んだ時に、無料で相談できる歯科医院があります。

歯科医院のホームページなどを見れば、キャンペーンや相談だけは随時無料の所もあるで確認できます。もちろん相談なので、レントゲンやCTを撮ったりしません。

インプラントをするかしないかは、患者さんが決める事なので、無理やりインプラントをすすめられる場合は注意しましょう。

インプラント相談は、無料で無い歯科医院も多くあります。

事前に、電話などで確認すると良いでしょう。

しかし、無料にこだわらず信頼でき、評判が良くインプラントに詳しい、経験豊富な歯医者さんを選ぶのが良いと思います。

 

 

⑦インプラントと入れ歯、ブリッジの違い

1)インプラント

歯が無くなった所に、人工の根っこを埋め込みます。

取り外しが無く、まるで自分の歯のように復元できます。

審美性がよく、隣の歯を削る必要もありません。

以上、インプラントの基礎知識でした。

 

インプラントにするのか、入れ歯するのか、ブリッジにするのか、最終的判断は医師と相談したアナタ自身です。金銭的にも負担がかかります。信頼すべき歯科医でしっかりと治療を行ってください。

 

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